20世紀西洋人名事典 「タウノハンニカイネン」の解説
タウノ ハンニカイネン
Tauno Hannikainen
1896.2.26 - 1968.10.12
フィンランドの指揮者,チェロ奏者。
元・ヘルシンキ交響楽団常任指揮者。
ユヴェスキュレー生まれ。
シベリウスの権威として世界的に知られる。父は作曲家、合唱指揮者のペッカ。チェロをヘルシンキ音楽院で学ぶ。1917年ヘルシンキ交響楽団首席チェロ奏者となる。この間ウィーン、ベルリン等に留学。’21年にはパリでカザルスに師事。帰国後兄弟でハンニカイネン・ピアノ三重奏団を組織し活躍。’21年ヘルシンキ歌劇場指揮者、’29年トゥルク市立交響楽団常任指揮者を経て、第二次大戦中渡米し、’42年ダルース交響楽団指揮者、’47年シカゴ交響楽団副指揮者を務めた。’51年帰国後ヘルシンキ交響楽団常任指揮者就任。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報