タカサゴユリ(読み)たかさごゆり

日本大百科全書(ニッポニカ) 「タカサゴユリ」の意味・わかりやすい解説

タカサゴユリ
たかさごゆり / 高砂百合
[学] Lilium formosanum Wallace

ユリ科(APG分類:ユリ科)の多年草。葉は細長く、8月ころ、弁の外側淡褐色の筋(すじ)が入った白い花をつける。花容テッポウユリに似、種子による繁殖が容易である。台湾に分布する。日本では観賞用に導入したものが、野生化している。

[坂本忠一 2018年12月13日]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のタカサゴユリの言及

【ユリ(百合)】より

…日本でも促成切花をはじめ,鉢植えや庭園植え用として一年を通じて栽培される。タカサゴユリL.formosanum Wallaceとの交雑による新テッポウユリも出回っており,これは実生から1年以内に開花する。ササユリL.japonicum Thunb.ex Houtt.(英名Japanese pink lily)(イラスト)は美しいピンクの花色をもつ日本特産のユリで,和名はササによく似た,光沢のある葉からきている。…

※「タカサゴユリ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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