たたらめ

精選版 日本国語大辞典 「たたらめ」の意味・読み・例文・類語

たたら‐め

  1. 〘 名詞 〙 植物うすばさいしん(薄葉細辛)」の古名。また、「たかさぶろう」の古名という。たたらび。たたらびめ。
    1. [初出の実例]「和名、多多良比、又、多多良女、又多多良比女。漢名、鱧腸、又、細辛」(出典:大同類聚方(808))

たたらめの補助注記

「大和本草」ではタカサブロウの古名として「たたらび」を挙げている。このタカサブロウに当てるのは、挙例の「大同類聚方」に見える「鱧腸」によるとみられる。また、ウスバサイシンはこの中の「細辛」によるとみられる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android