たっけ(読み)タッケ

デジタル大辞泉 「たっけ」の意味・読み・例文・類語

たっ‐け

[連語]過去・完了の助動詞「た」+終助詞「け」。上に付く語によっては「だっけ」とも》
過去のことを詠嘆の気持ちをこめて思い返す意を表す。「あのときは大いに慌てたっけ」「この川で遊んだっけ」
確認の問いかけの意を表す。「君も知っていたっけ」「この本は読んだっけ」
[補説]終助詞とする説もある。

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精選版 日本国語大辞典 「たっけ」の意味・読み・例文・類語

たっ‐け

  1. ( 過去・完了の助動詞「た」に終助詞「け」が付いたもの ) 詠嘆的に回想する、また記憶を確かめる気分の話しことば。
    1. [初出の実例]「コレおとみさん、やげんぼりからことづけがあったっけ」(出典:洒落本・妓者呼子鳥(1777)四)

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