事典 日本の地域ブランド・名産品 「たっこにんにく」の解説
たっこにんにく[葉茎菜類]
青森県三戸郡田子町産のにんにく。国内生産量の約8割という高いシェアを誇る。秋に植えられて冬は雪の下で過ごし、大地のミネラルを多く含む大粒のにんにくになる。その後、梅雨明けとともに2週間足らずで一斉に収穫され、収穫のあいだ田子町全体がにんにくの強烈な匂いにつつまれる。田子で生産されるにんにくは福地ホワイト六片種で、大粒で身のしまった品質が市場で評価されている。古くから香辛料や調味料として珍重されてきたにんにくは、現在アトピーやアレルギー対策の一つとして新たな注目を集めている。2006(平成18)年11月、特許庁の地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5002091号。地域団体商標の権利者は、田子町農業協同組合。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報