タヒチ

百科事典マイペディア 「タヒチ」の意味・わかりやすい解説

タヒチ[島]【タヒチ】

フランス領ポリネシアの中心をなす島。ソシエテ諸島東部に位置する。二つの火山島がタラバオ地峡でつながり,全体が山がちで,周囲をサンゴ礁がとりまく。住民は,ポリネシア系のマオヒ人,混血,ヨーロッパ系,中国系など。主都パペエテにはフランス領ポリネシア全体の行政・商業機能が集中している。タヒチ島の人口はフランス領ポリネシアの全人口の3分の2を占める。観光開発が盛んであるが,物価高でも知られる。1767年ころヨーロッパ人が初めて来航し,以後彼らはタヒチに〈理想郷〉のイメージを抱いた。1788年来航の英国船バウンティ号の反乱者たちは割拠する首長たちの抗争を終わらせ,全島の政治的統一に関わった。1847年フランス保護領となり,1880年植民地とされた。ゴーギャンがこの地で多くの名画を残した。1042km2。17万8132人(2007)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

旺文社世界史事典 三訂版 「タヒチ」の解説

タヒチ
Tahiti

南太平洋上のフランス領ポリネシアのソシエテ諸島中最大の島
18世紀の末に島の統一がなされたが,やがてヨーロッパ列強の進出を受け,1842年にフランス領となった。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む