タブレット方式
たぶれっとほうしき
列車運転の常用閉塞(へいそく)方式のうち、タブレットtablet(通票)を使用して列車の運転の安全を保証する閉塞方式。通票閉塞式、票券閉塞式、通票式がこれに該当する。このうち単線区間において、現在もっとも多く使用されているのは通票閉塞式で、閉塞の取扱いは、両端停車場の駅長が一対の通票閉塞器を共同して取り扱い、列車を出発させる側の通票閉塞器から通票を取り出すことによって行う。取り出された1個の通票は、その区間専用のものであり、これを乗務員が携行することにより、一閉塞区間一列車の保証がなされる。
[土田 廣]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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