たまかぜ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「たまかぜ」の意味・わかりやすい解説

たまかぜ

冬に日本海沿岸に吹く季節風地方名。富山県から北の地方で用いられる。太平洋岸の三陸海岸から紀伊半島では「ならい」,佐渡新潟では「たばかぜ」,近畿地方以西では「あなじ」と呼ばれている。風向は北ないし北西。

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世界大百科事典(旧版)内のたまかぜの言及

【方位】より

…戌亥(いぬい)(西北)も重要で,鬼門以前は,この方位が恐れられたらしい。西北風をアナジとかタマカゼと称し,悪霊とともに善神も来る両義的な方位とし,屋敷では稲荷をまつる。以上の3方位に辰巳(たつみ)(東南)を加えて四角(しかく),四隅(しぐう),あるいは四維(しい)と呼び,それぞれ艮(うしとら),坤(ひつじさる),乾(いぬい),巽(たつみ)の字をあてる。…

※「たまかぜ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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