タマレ岩(読み)タマレがん(その他表記)tamaraite

岩石学辞典 「タマレ岩」の解説

タマレ岩

霞石に富むカンプトン岩[Tröger : 1935].火山岩の霞石玄武岩に相当する煌斑岩質脈岩[渡辺 : 1935].細粒で玄武岩のような外観の優黒質脈岩で,オージャイトとバーケヴィ閃石が主なマフィック鉱物で,ネフェリンあるいはアナルサイムが主な珪長質鉱物である.他に少量の正長石あるいは斜長石が存在する[Lacroix : 1918].ギニア(Guinea),ロス(Los)群島,タマラ(Tamara)島のトプセイル・ポイント(Topsail Point)に因む.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android