タントゥラル(その他表記)Mpu(Empu) Tantular

改訂新版 世界大百科事典 「タントゥラル」の意味・わかりやすい解説

タントゥラル
Mpu(Empu) Tantular

インドネシアジャワのマジャパイト王国最盛期の14世紀に現れた詩人生没年不詳。《アルジュナウィジャヤ》などの叙事詩作者として知られる。その叙事詩はシバ信仰と仏教との混合宗教について知るうえでの貴重な史料であるが,現在彼の名を不朽のものとしているのは,彼が作品の中に記した〈ビンネカ・トゥンガル・イカBhinneka Tunggal Ika(多様性の中の統一)〉という一句である。これはインドネシアのように地文,人文ともに複雑な国家が,単一共和国として存続するための指針として,ほとんど呪術的ともいえる効果をもち,1950年2月には共和国内閣により国のモットーに定められ,国の紋章にも明記されている。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 永積

関連語をあわせて調べる

〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...

春隣の用語解説を読む