普及版 字通 の解説
17画
[字訓] やむ・つかれる・おこり
[説文解字]
[字形] 形声
声符は單(単)(たん)。單に「殫(つく)す」意がある。〔説文〕七下に「勞(つか)れむなり」とあり、心力をつかい果たすことをいう。〔詩、大雅、板〕「下民卒(ことごと)く(や)む」、〔書、畢命〕「善を(あら)はし惡を(なや)ます」など、古い用例がある。おこりや黄疸(おうだん)の類をいう。
[訓義]
1. やむ、なやむ、なやます。
2. つかれる、つかれくるしむ、くるしむ。
3. おこり、おうだん、しびれる。
4. いかる。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 ワヅラフ・ヤマヒ・ヤム
[語系]
tan、danは声義近く、〔礼記、緇衣〕に「善を(あら)はし惡を(なや)ます」とあって、〔書、畢命〕のの字をに作る。は中風をいう。
[熟語]
悪▶・瘧▶・疾▶・疽▶・暑▶・熱▶
[下接語]
黄・火・剛・脾・風・陽・労
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報