デジタル大辞泉
「タートルアン」の意味・読み・例文・類語
タート‐ルアン(That Luang)
ラオスの首都ビエンチャンにある仏教寺院。市街東部の小高い丘の上に位置し、高さ45メートルの黄金の大仏塔の周囲を小仏塔が囲む。16世紀、ランサン王朝第18代王セーターティラートの命により、クメール様式のかつての仏塔の廃墟に建造。19世紀にタイの侵攻を受けて破壊されたが、1930年代に再建。伝承によれば3世紀頃にインドから釈迦の胸骨がもたらされ、同寺院が建立されたという。同国のシンボルとして知られ、国章にも描かれる。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内のタートルアンの言及
【ビエンチャン】より
…仏教国の首都だけあって,市内随所に約20の名刹がある。【石沢 良昭】 ビエンチャン市内にあり,ラオスで最もよく知られる仏教寺院タート・ルアンThat Luangは,ランサン王国の第18代目の王セーターティラートによって1566年に造営された。内部には仏舎利が秘蔵されると伝えられ,建築全体が古代インドの宇宙観にみる須弥山(しゆみせん)(メール山)を具現し,ラオス建築独特の形をみせている。…
※「タートルアン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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