ダカリーヤ県(読み)ダカリーヤ(その他表記)Ad-Daqahlīyah

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ダカリーヤ県」の意味・わかりやすい解説

ダカリーヤ〔県〕
ダカリーヤ
Ad-Daqahlīyah

エジプト北部,ナイルデルタ北東部,地中海に面する県。県都はマンスーラ。 11世紀ファーティマ朝に定められて以来の行政区域。豊かなデルタ地帯で,ナイル分流ズムヤート川が貫流し,バフル・アッサギール運河をはじめ,多くの運河や用水路で潤される。北部は同国の米作中心地,南部は綿花栽培が盛んで,小麦,トウモロコシその他の作物も栽培される。工業は繰綿製粉製油,繊維などの農産加工業が主体。海岸部では漁業も行われる。主要都市は県都のほか,ミートガムル,マンザラ,マタリーヤ,シンビラーワインなど。面積 3471km2。人口 360万 2000 (1990推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む