20世紀西洋人名事典 「ダニエル・ロプス」の解説
ダニエル・ロプス
Daniel Rops
1901.1.19 - 1965.7.27
フランスの小説家,歴史家。
エピナル生まれ。
本名アンリ・プチオ〈Henri Petiot〉。
別名Henri〉 アンリ(Daniel Rops ダニエル・ロプス。
グルノブル、リヨンの両大学で学び、国立高等学校の教員となる。その傍ら、文筆活動を行い、処女作「われらの不安」(1926年)で注目される。カトリック作家として知られ、70冊を越える全著作を通じてカトリックの信仰を告発し続け、読者に愛と希望を与える。第二次世界大戦後にはファイヤール社から雑誌「エクレジア」を発刊、自ら編集長を務める。作品はほかに小説「汝の勝利はいずこにありや」(’34年)、評論「キリストとその時代」(’45年)など。また、’46年にアカデミー・フランセーズ大賞を受賞し、’56年には同アカデミー会員に選ばれる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報