だもの

精選版 日本国語大辞典 「だもの」の意味・読み・例文・類語

だ‐もの

連語〙 (「だものを」の変化したもの) 理由を表わす。…だから。
(イ) 体言に直接付く場合。
人情本仮名文章娘節用(1831‐34)後「番人のねへ生巣(いけす)だもの、どんな人が釣(つる)かしれやアしねへ」
(ロ) 活用語連体形に「の(ん)」を添えた形、または、動詞に直接付く場合。
滑稽本・大千世界楽屋探(1817)中「モノ首桶が間に合ねへから積で置(おく)だもの。ごろっちゃら(〈注〉転倒)為て終ねへ」

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