ダンマー(読み)だんまー(その他表記)dammar

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ダンマー」の意味・わかりやすい解説

ダンマー
だんまー
dammar

マレー半島ボルネオスマトラなどに産するフタバガキ科植物が分泌する天然樹脂で、無色または淡黄色のもろいかたまり。ダマールdammarともいう。アルコールなどに溶かしてラッカーワニスインキなどの原料とする。

垣内 弘 2020年11月13日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のダンマーの言及

【ダマール】より

…ダンマル,ダンマー,ダマルともいわれる天然樹脂。生産する樹木はフタバガキ科のサラノキ属Shorea,バラノカルプス属Balanocarpus,ホペア属Hopea,バチカ属Vaticaなどに属するものがふつうで,東南アジアに生育する。…

※「ダンマー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む