天然樹脂(読み)テンネンジュシ

大辞林 第三版の解説

てんねんじゅし【天然樹脂】

合成樹脂に対し、マツ・モミなどの樹幹から分泌された粘度の高い液体が空気に触れ、揮発性成分を失って固化したもの。複雑な有機酸およびその誘導体からなり、紙のサイズ剤、ワニス・医薬品などに利用する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

天然樹脂
てんねんじゅし
natural resin

合成樹に対する語。すなわち、天然に産する樹脂をいう。動物性と植物性のものとがあり、前者はセラックのように昆虫の分泌物によるものであり、後者は植物が生理的または病的分泌物として生成するもので、一般的には樹皮に傷をつけて浸出させて採取する。また分泌物が地下に埋まったまま化石化したようなものもある。いずれも比較的分子量の小さい(数百から千くらいまで)多糖類やゴム質で、塗料、ワニス、印刷インキ、着色剤、香料、医薬品などに用いられる。[垣内 弘]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の天然樹脂の言及

【樹脂】より

…樹木からにじみでる粘りけのある物質。天然樹脂ともいう。しかし日常用語であるため,かなり広範囲の物質が樹脂とよばれている。…

※「天然樹脂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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