ダン橄欖岩(読み)ダンかんらんがん(その他表記)dunite

岩石学辞典 「ダン橄欖岩」の解説

ダン橄欖岩

ほとんど橄欖石からなる超マフィック質の岩石で,しばしばクロムスピネルを副成分鉱物として伴う[Hochstetter : 1859, Bell : 1911].国際地学連合火成岩分類委員会による一般的な火成岩分類では,橄欖石─斜方輝石─単斜輝石三角図,および橄欖石─輝石─角閃石三角図のいずれでも,橄欖石量が90%以上含まれるものとしている[Geotimes : 1972].ニュージーランドダン(Dun)山の地名による.Dunはdullのことで,のろい,にぶい,ぼんやりしたなどの意味.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ダン橄欖岩」の意味・わかりやすい解説

ダン橄欖岩
ダンかんらんがん
dunite

ダナイトともいう。体積の 90%以上が橄欖石からできている黄緑色橄欖岩。少量のクロム鉄鉱,頑火輝石,透輝石などを伴う。ニュージーランドのダン山にちなんで命名された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む