チェコモラバ高地(読み)ちぇこもらばこうち(その他表記)Českomoravská Vrchovina

日本大百科全書(ニッポニカ) 「チェコモラバ高地」の意味・わかりやすい解説

チェコモラバ高地
ちぇこもらばこうち
Českomoravská Vrchovina

チェコ中央部の高地をいう。西側のボヘミアと同様に、周辺を山地で取り囲まれた高原性の台地で、ボヘミア地塊の準平原の一部をなしている。高度も低く、交通もわりあい容易である。なお、モラバ丘陵は北東に延びてモラビア(モラバ)北方の障壁スデティ山脈に連なるが、その東方に長く延びたカルパティア山脈との間には山地間の低地であるモラバ門がある。東部にはカルスト地形地域があり、観光資源としてこの地域の貧弱な農業を補っている。

[三井嘉都夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android