チェコ二月革命(読み)ちぇこにがつかくめい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「チェコ二月革命」の意味・わかりやすい解説

チェコ二月革命
ちぇこにがつかくめい

第二次世界大戦後、ナチス・ドイツの支配から解放されたチェコスロバキアでは、「コシツェ綱領」に基づく国民戦線内閣が成立していた。東西対立の激化とともに、共産党のゴットワルトを首相とする連立内閣内で、共産党系の閣僚と非共産党系の閣僚の対立は顕在化し、1948年2月、警察人事で不満を抱く非共産党系の閣僚が辞表を提出するに至った。これに対して共産党は大規模な大衆動員をかけ、示威行動をもって大統領ベネシュに圧力をかけた。内乱の発生を恐れたベネシュは辞表を受理し、共産党とその支持者からなる新内閣の成立を認めた。これにより共産党はその支配体制を固め、5月には新憲法が採択され、人民民主主義体制が成立する。これ以後、チェコスロバキアにもソ連型の社会主義が導入され、企業の国有化が急速に進められることになった。

[林 忠行]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ノーベルがスウェーデンアカデミーに寄付した遺産を基金とする世界的な賞。1901年以降行われ、毎年、物理学・化学・生理学および医学・文学・平和・経済学の6部門において、顕著な功績のあった人に授与される。...

ノーベル賞の用語解説を読む