チェワ族(読み)チェワぞく(その他表記)Chewa

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チェワ族」の意味・わかりやすい解説

チェワ族
チェワぞく
Chewa

マラウイ湖の西,マラウイモザンビークザンビア国境を接する地域に住むバンツー語系の移動焼畑耕作民。丘陵部ではとうもろこしを,川沿いの地域では雑穀類を栽培する。出自相続母系をたどり,結婚後の居住妻方居住制である。母系親族集団の男子成員が女性親族の集団の管理者となり,その生活に責任を負うという制度があるが,これは他のマラウイ諸族やヤオ族にもみられる。伝統的にはいくつかの小首長国に分れていた。

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世界大百科事典(旧版)内のチェワ族の言及

【マラウィ】より

…住民はバントゥー系で,おもに六つの部族に分かれる。そのうち,マラウィ湖岸のチェワ族Chewaとその近縁のニャンジャNyanjaが最も多く,次いでロンウェLomweである。ほかにトンガ族,ヤオ族,トゥンブカ族,ヌゴンデ族などが居住している。…

※「チェワ族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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