デジタル大辞泉
「マラウイ湖」の意味・読み・例文・類語
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マラウイ‐こ【マラウイ湖】
- アフリカ大陸南東部、マラウイ・タンザニア・モザンビークの国境にある細長い湖。東アフリカ大地溝帯の南端部に位置する。ニアサ湖。
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マラウイ湖
マラウイこ
Lake Malawi
アフリカ大陸南東部,マラウイ,タンザニア,モザンビークの国境にある南北に細長い湖。旧称ニアサ湖 Lake Nyasa(ニアサはバンツー語系の現地語で「湖」の意)。南北 584km,東西 16~80kmだが,季節によって変化する。面積 2万9604km2。アフリカ大地溝帯(グレートリフトバレー)南端部に位置し,湖面標高 472m,最大水深 704m。湖岸は急斜面が多い。西岸,北東岸から小河川が流入,南端からザンベジ川支流となるシーレ川が流出する。湖岸の都市を結ぶ定期航路があり,小型船はシーレ川やほかの湖沼とも往来し,内陸交通に大きな役割を果たす。魚種が豊富で漁業も行なわれ,観光も盛ん。1859年デービッド・リビングストンが到達して以来, ヨーロッパ人によるアフリカ大陸探検の中心地の一つ。マラウイ共和国の成立に伴って現名に改称された。
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マラウイ湖
まらういこ
Lake Malawi
アフリカ大陸東部の大地溝帯南部にある湖。マラウイ、タンザニア、モザンビーク三国にまたがる。旧称ニアサNyassa湖。東西約60キロメートル、南北約580キロメートルの細長い湖で、湖面の標高は472メートルであるが、最深部の深さは706メートルに及ぶ。面積約3万平方キロメートル。東西を限る山地からいくつかの小河川が流入している。南端から流出するシレ川は水量が豊富で深い渓谷をつくっている。1859年、リビングストンがここに到達した。周辺にはバントゥー系の諸部族が農耕、牧畜、漁業に従事している。西岸南部の穏やかな入り江モンキー・ベイと北岸のムワヤの間に定期船が就航している。
[中村和郎]
マラウイ湖南端に位置するマラウイの国立公園が1984年、ユネスコ(国連教育科学文化機関)により「マラウイ湖国立公園」として世界遺産の自然遺産に登録された(世界自然遺産)。
[編集部]
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マラウィ[湖]
Lake Malawi
アフリカ南東部の大湖で,長い間ニヤサNyasa湖と呼ばれてきたが,1964年のマラウィ共和国の誕生とともに古い名が復活した。アフリカ大地溝帯に含まれる陥没湖で,南北570km,幅60km前後,面積は3万km2(世界10位),湖面標高は472m,最大深度は706m(世界4位)におよぶ。南端のシーレ川(ザンベジ川水系)によって排水される。水温は深部で21℃,表部は23~27℃である。マラウィ,モザンビーク,タンザニアの3国に囲まれるが,湖面の80%はマラウィ領,残り20%がモザンビーク領である。湖面交通が活発に行われ,魚類が豊富なため,沿岸住民のタンパク質源として重要である。
執筆者:戸谷 洋
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