ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チヤオツオ特別市」の意味・わかりやすい解説 チヤオツオ(焦作)〔特別市〕チヤオツオJiaozuo 中国華北地方,ホーナン (河南) 省北部の鉱工業都市。チヤオツオ市区とピーヤン (泌陽) 市など2市5県を管轄する。タイハン (太行) 山脈の南麓に位置する。中国八大炭鉱の一つで,無煙炭としては中国最大の炭鉱があり,「中国の黒い牡丹」と呼ばれる。清代末にイギリス,イタリアの合弁で開発されたが,年間出炭量は 15万tにすぎず,工業はなかった。現在は東西 80kmに及ぶ鉱区にクレーンが並ぶ。鉄鋼,機械,硫黄,セメント,化学肥料,製薬,印刷,製紙,酒造,ガラス,衛生器材などの工業がある。チンコワン (京広) 鉄道上のシンシヤン (新郷) 市,チャン (長) 江にのぞむチーチョン (枝城) ,シャンシー (山西) 省タイユワン (太原) 市と鉄道で結ばれる。市域は拡張されて,アスファルト道路が郊外に延び,省屈指の大都市となろうとしている。人口 345万 913,うち市区人口 60万 4528 (1990) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by