チャプルテペック宣言(読み)ちゃぷるてぺっくせんげん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「チャプルテペック宣言」の意味・わかりやすい解説

チャプルテペック宣言
ちゃぷるてぺっくせんげん

メキシコシティのチャプルテペックChapultepec城で行われた「戦争平和の諸問題に関する米州会議」で、1945年3月3日に採択された「相互援助および米州連帯に関する宣言」をいう。米州諸国の一国に対する攻撃またはその準備は、この宣言の署名国に対する侵略行為とみなし、適当と考える措置について協議勧告を行うことにしている。国際の平和と安全の維持に関する地域的取決めであり、一般的国際機構が設立されたときには、その目的・原則と一致すべきことを定める。このラテンアメリカ諸国の地域的共同防衛を認めよという主張から、国連憲章第51条の集団的自衛権の規定が設けられ、これを援用して47年の米州相互援助条約が締結された。

[東壽太郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む