普及版 字通 の解説
17画
[字訓] とばり・たれまく・おおう
[説文解字]
[金文]
[字形] 形声
声符は壽(寿)(じゆ)。壽に疇・躊(ちゆう)の声がある。〔説文〕七下に「襌(ひとへ)の帳(とばり)なり」とあり、几帳の類をいう。蚊帳(かや)のことを帳という。〔説文〕八上の儔に「翳(かざ)すなり」とあり、の動詞形としている。
[訓義]
1. とばり、ひとえのとばり。
2. たれまく、かざし。
3. おおう、車のこしきをおおう革。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 トバリ・カタビラ
[語系]
・儔・diuは同声。儔・(とう)は「翳(かざ)すなり」とあって、同訓。は翳して舞う羽である。
[熟語]
▶・革▶・察▶・帳▶・覆▶
[下接語]
衾・軽・素・丹・単・蚊・羅
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報