ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チューチョウ市」の意味・わかりやすい解説 チューチョウ(滁州)〔市〕チューチョウChuzhou 中国華東地方,アンホイ (安徽) 省東部の市。チューシエン (滁県) 地区の行政中心地がある。丘陵性のチャンパーリン (張八嶺) 山地にあり,政庁のある城関鎮はチャン (長) 江の支流チュー河の支流にのぞむ。漢代に開け,隋以後は長く 滁州の州治であった。チンフー (京滬) 鉄道が通る。イネ,コムギ,カラムシ,ワタ,タバコ,アブラナを主作物とした農業が盛ん。また銅が埋蔵されている。農機具,綿紡織などの工業が興っている。北宋の文人欧陽修が知事として滞在した地で,南西部に『酔翁亭記』で知られる景勝のランイエ山がある。山内には欧陽修記念館があり,行楽地となっている。人口 41万 6926 (1990) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by