ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チュービュリン」の意味・わかりやすい解説 チュービュリンtubulin 細胞内のものの動きに関与する微小管 (ミクロチューブル) の構成蛋白質をチュービュリンという。分子量 5.5万であり,約 13個が円環状に結合し,これがさらに積重なって微小管となる。原生動物の繊毛,精子の鞭毛,その他各種動物細胞からも単離されている。コルヒチンで細胞分裂の際の染色体の動きが止るのは,この薬物が紡錘糸を構成するチュービュリンに結合するためと考えられる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by