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微小管 ビショウカン

大辞林 第三版の解説

びしょうかん【微小管】

細胞内に見られる微小な中空の管。細胞の形の形成・保持および運動に関与。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

微小管
びしょうかん

ミクロチューブル」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

微小管
びしょうかん

細胞にみられる、外径25ナノメートル、壁の厚さ5ナノメートルの中空の細管で、微細管、微細小管ともいう。管壁は小管の長軸と平行に並ぶ13本の原繊維で構成されている。各原繊維はチューブリンとよばれるタンパク質からできている。微小管の働きとしては、細胞の運動や、細胞の形成と保持に関する次のようなものがある。それらは、有糸細胞分裂のとき紡錘糸として行う染色体の移動、黒色素胞内のメラニン顆粒(かりゅう)の移動、神経細胞の樹状突起内の軸索流による物質移動、鳥類以下の有核赤血球の円盤状の形態やアメーバの仮足の細胞骨格としての支持作用などである。繊毛には、中心に2本の微小管と周辺に9組(2本で1組)の微小管がある。周辺微小管についている腕状突起は、ダイニンとよばれるタンパク質で、ATPアーゼ活性がある。ATP(アデノシン三リン酸)のエネルギーを利用して、微小管どうしの滑り合いにより繊毛の運動が生じる。[小林靖夫]

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世界大百科事典内の微小管の言及

【細胞】より

…さらに繊維構造は,デスモソームdesmosomeを介して細胞間の結合にも関係しており,細胞集団の形態形成は,各細胞内の繊維構造の再編成とその繊維構造による力の発生および伝達で実現される。 このように多方面にわたる細胞機能に関係している細胞骨格cytoskeltonは,複雑で細胞種によっても微妙に違うが,それぞれ特色ある3グループの繊維(微小管,中間繊維,マイクロフィラメント)によってつくられる構造に大別される。これらの繊維構造は,それぞれの構成タンパク質を抗原として調製した蛍光抗体で,細胞を染めれば,蛍光顕微鏡によってこれらの細胞骨格構造を識別することができる。…

【チューブリン】より

…微小管microtubuleを構成するタンパク質。微小管は生物界のほとんどすべての細胞に見いだされる直径24nmの管状繊維構造で,鞭毛・繊毛運動,細胞形態の形成・維持,細胞分裂,神経軸索内輸送などの多くの生理現象に深く関与している。…

※「微小管」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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