デジタル大辞泉 「ぢ」の意味・読み・例文・類語 ぢ[五十音] 「ち」の濁音。現代共通語では「じ」と発音上の区別はなく、硬口蓋の有声破擦子音[dʒ]と母音[i]とから成る音節。[dʒi][補説]現代仮名遣いでは、この音節の仮名として、一般には「じ」が用いられるが、二語の連合による連濁(「はなぢ(鼻血)」「まぢか(間近)」など)と同音の連呼(「ちぢみ(縮)」「ちぢめる(縮める)」など)の場合には「ぢ」も用いられる。「ぢ」は、古くは[di]の音であったが、室町時代末には[dʒi]と発音されていた。それでも、なお「じ」(発音[ʒi])とは区別されていたが、江戸時代に入り、両者の発音上の区別はなくなった。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例