ツェーゼン(読み)つぇーぜん(その他表記)Philipp von Zesen

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ツェーゼン」の意味・わかりやすい解説

ツェーゼン
つぇーぜん
Philipp von Zesen
(1619―1689)

ドイツの詩人、作家。ハンブルクに生まれ、外国遊学後の1643年、同市に文学結社「ドイツ同志協会」をつくり、その長に納まった。さまざまな外国語にたけ、半生を外国、とくにオランダで過ごした。生涯職につかず、文筆収入だけで暮らしたという。詩学理論に一家言をもち、大著がある。その本領は散文で、国語の育成純化を唱え、造語の才を示した。英仏の小説を翻訳・翻案したほか、自伝的小説『アドリアのローゼムント』(1645)、聖書小説二編や地誌がある。

[轡田 收]

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