ツガタケ(読み)ツガタケ(英語表記)Cortinarius claricolor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ツガタケ」の意味・わかりやすい解説

ツガタケ(栂茸)
ツガタケ
Cortinarius claricolor

担子菌類マツタケ目フウセンタケ科。夏秋の頃,主として山地の針葉樹林下の地面に群生する。傘はまんじゅう形から平らになる。縁は内側に巻いている。径4~7cm,1.2~2cmの太さで長さ6~9cmの柄をもつ。繊維状の綿毛のような被覆物から中央が亀裂した鱗被を生じる。傘の表は黄褐色,柄はやや黄色がかった黄土色,胞子紋は褐色。食べられる。日本の本州ヨーロッパ,北アメリカに産する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android