つつある

精選版 日本国語大辞典 「つつある」の意味・読み・例文・類語

つつ ある

古くは「…ている」「…てある」の意で、動作継続を表わすが、近代の例には、動作の進行性を一層強く表わしているものが多い。→ある(有)(二)③(ロ)。
万葉(8C後)二〇・四三四七「家にして恋ひ都々安良(ツツアラ)ずは汝が佩(は)ける大刀になりても斉(いは)ひてしかも」
野菊の墓(1906)〈伊藤左千夫〉「人目を恐れる様になっては、最早罪悪を犯しつつあるかの如く、心もおどおどするのであった」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android