ってよ(読み)ッテヨ

デジタル大辞泉 「ってよ」の意味・読み・例文・類語

ってよ[終助]

[終助]てよ[終助]

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ってよ」の意味・読み・例文・類語

ってよ

  1. ( 「てよ」の変化したもの )
  2. 形容詞の連用形に付いて、話し手自身のことがらについて…である、ということを、あまり断定的でなく聞き手に強く言ういい方。東京などで若い女性が用いた。イントネーションは「よ」が高い。
    1. [初出の実例]「家外(そと)はまだ暑くってヨ」(出典:五月鯉(1888)〈巖谷小波〉七)
    2. 「このサラダは〈略〉お醋とオリーブ油を間違って油を沢山かけたから屹度油っこくってよ」(出典:或る女(1919)〈有島武郎〉後)
  3. 動詞の連用形促音形に「てよ」の付いたもの。→てよ

ってよの補助注記

明治のはじめに東京の比較的下層の女性が用いていたのを、当時の女学生が盛んに用いるようになり、上流の家庭にも広まったものという。

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