てよ

精選版 日本国語大辞典 「てよ」の意味・読み・例文・類語

て‐よ

(接続助詞「て」に終助詞「よ」の付いたもの。上に来る語によって「でよ」とも)
① (「ください」の意の略された表現) 相手への甘えた依頼を表わす。…ちょうだいな。子ども女性が多く用いる。イントネーションは「よ」が低くなる。
※五月鯉(1888)〈巖谷小波一二「アノ酒井さんさう言って来てヨ」
② 「することである」などの意を直接に断言しないで表わす。東京方言などの女性語。イントネーションは「よ」が高くなる。→ってよ
婦系図(1907)〈泉鏡花〉後「父上も知って居てよ」

てよ

(完了の助動詞「つ」の命令形) ⇒つ〔助動〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「てよ」の意味・読み・例文・類語

てよ[終助]

[終助]《接続助詞「て」+終助詞「よ」から》
依頼・要求を表す。…てちょうだい。「服を買ってよ
「…である」の意を感情を込めて表す。ふつう、女性が用いる。「あなたを大分お待ちになっていてよ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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