大辞林 第三版の解説
つべしい
( 連語 )
〔「つべし」の「べし」がシク活用化して、「つべしい」となったもの。中世後期の語〕
① 「つべし① 」に同じであるが、「つ」の完了の意味は弱くなっている。…しそうである。…するにちがいない。 「我れこれを呼ばば来-・べしいぞ/四河入海 13」
② 「つべし② 」に同じ。 「彼の者に似合ひ-・べしいむこがおりない/狂言・夷毘沙門」 〔「つべしい」が終止・連体法に用いられたほかに、「つべしう」の形が連用法に用いられた。「季倫は豪傑なる程に泣き-・べしうはないぞ/四河入海 8」〕