出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報
…丘陵部にはミカン,ナシなどが栽培され,山地部はかつて薪炭,高野豆腐の産地として有名であった。明治半ばに農家の副業として始まった高向のつまようじは全国生産の約90%を占め,特産地として知られる。近年は木材,家具工業のほか金属,機械部品工業も盛んになってきた。…
…歯を掃除する用具。現在,一般に〈ようじ〉の名で呼ばれているのは〈つま(爪)ようじ〉くらいのものであるが,かつて歯ブラシのことをも〈ようじ〉と呼ぶことが多かったのは,以前,歯を掃除するのに広くようじが用いられたことを物語っている。ようじを用いて歯を掃除する習俗は早くインドに起こったもので,これをサンスクリットで〈憚哆家瑟詫〉と呼んだが,この語は直訳すると〈歯木〉という意味であった(《南海寄帰内法伝》)。…
※「爪楊枝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...