つり橋効果(読み)つりばしこうか(その他表記)Suspension Bridge Effect

知恵蔵mini 「つり橋効果」の解説

つり橋効果

不安や恐怖を強く感じている時に出会った人に対し、恋愛感情を持ちやすくなる効果のこと。1974年、カナダの心理学者であるダットンとアロンが、つり橋を使って実験した結果を元に提唱した学説であるため「つり橋理論」「つり橋効果」といわれる。この実験では、高所で揺れるつり橋を渡っている男性と安定した状態にいる男性の2グループに分け、若い女性が男性一人ひとりにアンケートを行い「結果に興味があれば電話をください」と言って電話番号を渡した。後に、安定状態にいた男性の37%、つり橋を渡っていた男性の65%が電話をしてきたという。この効果は、外的な条件で興奮していることと、恋愛感情により興奮していることを混同することから生じるものとされている。

(2014-8-5)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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