つる割れ病(蔓割れ病)(読み)つるわれびょう(英語表記)fusarium wilt

世界大百科事典 第2版の解説

つるわれびょう【つる割れ病(蔓割れ病) fusarium wilt】

全身が萎(いちよう)しているスイカの茎の地際から30cmくらいまでのところが,割れて白いカビを吹き出したようになる病害。病気のはじめには,昼はしおれ,夜間から朝には生気を取り戻すような状態が続くが,しだいに下葉が枯れ,茎を切ってみると内部の通導組織が褐色に変わっている。水分の上昇が妨げられる導管病の一種である。病原菌は土壌中に生息するFusarium oxysporumで,厚膜胞子は長く土の中で生き残り伝染源となる。

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世界大百科事典内のつる割れ病(蔓割れ病)の言及

【導管病】より

…増殖した病原,病原から分泌された多糖類,植物組織の分解物などが蓄積して導管が閉塞し,茎葉がしおれて枯れる。Fusarium oxysporum(不完全菌)はトマト萎(いちよう)病,キュウリ,スイカ,メロン,サツマイモのつる割れ病,ダイコン,キャベツ,イチゴの萎黄病など多くの植物に導管病を起こす。発病株の根や茎を切断すると導管部の褐変が容易に観察される。…

※「つる割れ病(蔓割れ病)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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