ティベリア(その他表記)Tiberias

翻訳|Tiberias

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ティベリア」の意味・わかりやすい解説

ティベリア
Tiberias

ヘブライ語では Teverya。イスラエル北東部,ガリラヤ湖西岸の都市。ユダヤ教四聖地の一つ。ローマ治下の紀元 19年にローマ皇帝ティベリウスを記念して,ヘロデ王によって建設された。2世紀頃にはパレスチナにおけるユダヤ人の中心地となり,636年にはアラブ人に占領され,ヨルダン地区の首都となった。 16世紀にはオスマン帝国の一部となり,1922年パレスチナに併合。 48~49年のパレスチナ戦争により,住民の大部分を占めていたアラブ人が追われ,その後はユダヤ人が増加。冬季温暖で,付近には 2000年以上にわたって病気によいとされる鉱泉や,ユダヤ教の史跡が多く観光地として有名。ガリラヤ湖の側では,ティベリアは海面下 210mで,世界でも最も低い土地にある町でもある。人口3万 1700 (1990推計) 。

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