ティリチミール山(読み)ティリチミールサン(その他表記)Tirich Mir

デジタル大辞泉 「ティリチミール山」の意味・読み・例文・類語

ティリチミール‐さん【ティリチミール山】

Tirich Mir》パキスタン北部、ヒンズークシ山脈北東部にある最高峰。標高7706メートル。ペシャワールの北約250キロメートル、アフガニスタンとの国境近くに位置する。1950年、ノルウェー隊により初登頂。

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改訂新版 世界大百科事典 「ティリチミール山」の意味・わかりやすい解説

ティリチ・ミール[山]
Tirich Mir

パキスタン北端部,アフガニスタンとの国境近くにあるヒンドゥークシュ山脈の最高峰。山頂は同山脈から南に派出する支尾根上にあり,主峰7708(7706,7700)mと東峰7699mの双耳峰からなる。カーブル川に流れ込むクナール川の上流チトラール川の西岸部に,独立峰としてそびえ,同山の南麓でチトラール川は大きく南に方向を転ずる。山名は〈横に切る山〉を意味し,チトラールの町から見ると,山はバルム氷河を抱いて谷を東西に横断するように立ちはだかる。主峰の初登頂は1950年,東峰は64年,ともにノルウェー隊が成功した。
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