ティルオイレンシュピーゲルの愉快ないたずら(読み)ティルオイレンシュピーゲルノユカイナイタズラ

デジタル大辞泉 の解説

ティルオイレンシュピーゲルのゆかいないたずら〔‐のユクワイないたづら〕【ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら】

原題、〈ドイツTill Eulenspiegels lustige Streicheリヒャルト=シュトラウス交響詩。1894年から1895年にかけて作曲。16世紀に出版された民衆本ティル‐オイレンシュピーゲル」を題材とする。

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デジタル大辞泉プラス の解説

ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら

ドイツの作曲家リヒャルト・シュトラウスの交響詩(1894-1895)。原題《Till Eulenspiegels lustige Streiche》。ティル・オイレンシュピーゲル主人公とする笑話集を題材として作曲された。

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世界大百科事典(旧版)内のティルオイレンシュピーゲルの愉快ないたずらの言及

【シュトラウス】より

…この頃より,指揮者として,同世代のマーラーおよびワインガルトナーと楽壇の帝王を競うようになる。またこの時期には,作曲家としても目ざましい活躍をして,《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》(1895),《ツァラトゥストラはこう語った》(1896),《ドン・キホーテ》(1897),《英雄の生涯》(1898)といった彼の創作を代表する交響詩の傑作群が書かれた。98年からベルリン宮廷歌劇場の第1指揮者に就任して,20年間その地位にありながら,ヨーロッパ各地,アメリカに演奏旅行。…

【ティル・オイレンシュピーゲル】より

… この書物は1515年,19年にも版を重ね,1867年にはデ・コスタCharles de Coster(1827‐79)の《ウーレンシュピーゲルとお人よしのゲドツァク》が,想を新たにしてフランドルのダム生れのネーデルラント解放の戦士としてのオイレンシュピーゲルを登場させている。近代に入ると,R.シュトラウスの交響詩やケストナーの翻案によって,子ども向けの《ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら》として知られ,各国語に訳されて,世界中に道化者の話として普及してゆく。しかし子ども向けの道化話となってしまったために,かつての社会批判としての性格は失われていった。…

※「ティルオイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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