最新 地学事典 「ティンカルコナイト」の解説
ティンカルコナイト
tincalconite
化学組成Na2B4O5(OH)4・3H2Oの鉱物。三方晶系,空間群R32, 格子定数a1.109nm, c2.107, 単位格子中9分子含む。微細な粉状集合。白色,土状光沢。劈開不明。硬度不明,比重1.88。薄片では無色,屈折率ω1.461, ε1.477, 一軸性正。水に可溶。米国カリフォルニア州の塩湖の蒸発成ホウ素鉱床中に他のホウ酸塩鉱物の脱水あるいは加水産物として産する。名称は硼砂の脱水によって粉状の本鉱物ができるので,サンスクリット語のtincal(硼砂)と粉を意味するギリシア語から命名。
執筆者:松原 聰
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

