ティートマール(その他表記)Thietmar

改訂新版 世界大百科事典 「ティートマール」の意味・わかりやすい解説

ティートマール
Thietmar
生没年:975-1018

ドイツ聖職者年代記作家。ディートマールDietmarともいう。ヘルムシュテットに中心所領をもつ名門ワルベック伯家に生まれ,幼年時代はクウェードリンブルクの,長じてはマクデブルク司教座聖堂で養育された。特に後者では当代一流の教育を受け,1000年ころそこの聖堂参事会員となり,4年後は司祭叙階され,09年にはメルゼブルク司教に任ぜられた。彼の筆になる《年代記》はザクセン王朝の対スラブ政策についてのいきいきとした豊かな証言となっている。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む