現代外国人名録2016 「テオドールヘンシュ」の解説
テオドール ヘンシュ
Theodor Hänsch
- 職業・肩書
- 物理学者 マックスプランク量子光学研究所所長
- 国籍
- ドイツ
- 生年月日
- 1941年10月30日
- 出生地
- ハイデルベルク
- 本名
- Hänsch,Theodor Wolfgang
- 専門
- レーザー光
- 学歴
- ハイデルベルク大学
- 学位
- 物理学博士(ハイデルベルク大学)〔1969年〕
- 資格
- 米国芸術科学アカデミー会員
- 受賞
- ノーベル物理学賞〔2005年〕,ライプニッツ賞〔1988年〕,キング・ファイサル国際賞(科学部門)〔1989年〕,アインシュタイン・メダル〔1995年〕,ラビ賞〔2005年〕,オットー・ハーン賞〔2005年〕,ジェームズ・ジョイス賞〔2009年〕
- 経歴
- ハイデルベルク大学助教授を経て、1972年スタンフォード大学準教授、’75〜86年同教授。’86年よりマックスプランク量子光学研究所所長、ルートヴィヒ・マクシミリアンス大学(ミュンヘン)教授を務める。’90年代後半、くしの歯のように周波数が等間隔のレーザー光を束ねた“光周波数コム”をほぼ実現。その後、米国立標準技術研究所のジョン・ホール上席研究員と共同で、これを“物差し”として光の周波数を高い精度で測る技術に発展させた。こうした技術は、非常に正確な時計の実現や、全地球測位システム(GPS)の精度向上に大きく貢献すると見られている。2005年レーザーによる高精度分光学の発展への貢献により、ホール上席研究員、量子理論を構築したハーバード大学のロイ・グラウバー教授とともにノーベル物理学賞を受賞。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報