テクノストラクチャー(その他表記)technostructure

翻訳|technostructure

デジタル大辞泉 「テクノストラクチャー」の意味・読み・例文・類語

テクノストラクチャー(technostructure)

米国の経済学者ガルブレイスが、著書「新しい産業国家」で提案した言葉企業所有経営分離が進んだ現代では、企業の意思決定は、個人企業家から、専門化した知識経験を提供する人々からなる経営陣に移行したとする考え方

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のテクノストラクチャーの言及

【ガルブレース】より

…大企業支配のもとにある現代の“ゆたかな社会”が,(1)慢性的インフレーション,(2)私的生産のゆたかさと公共サービスの貧しさという社会的アンバランス,(3)宣伝広告による欲望の創出のため不断の飢餓感をもつことを指摘した。大企業では所有と経営の分離が進み,実質的支配権が経営者・技術者などの専門家集団(テクノストラクチャー)に移る。利潤極大化よりも企業の安定的成長を行動目標とし,競争よりも計画化を重視する産業国家が生まれるという。…

※「テクノストラクチャー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android