テトラボラン

化学辞典 第2版 「テトラボラン」の解説

テトラボラン
テトラボラン
tetraborane

B4H10(53.32).正確な名称は,arachno-テトラボラン(10).Mg3B2(MgBr2と,BまたはBCl3とから合成できる)にH3PO4などの酸を作用させるか,B2H6,またはB5H11と H2 混合物を適当な温度圧力で反応させてつくる.B1 … B2約1.85 Å,B1-B3約1.75 Å,B…H(B…H…B)約1.33,1.43 Å,単結合B-H約1.19 Å.B1-B2-B3面とB1-B4-B3面との二面角約121°.不快臭の気体融点-120 ℃,沸点18 ℃.室温では分解速度は遅いが,100 ℃ ではすみやかに壊れる.空気と接触するとすぐ自然発火する.純粋なものは反応が遅い.水と反応して水素を発生し,ホウ酸になる.NH3と反応して [H2B(NH3)2] [B3H8] となる.[CAS 18283-93-7]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む