テルピン

化学辞典 第2版 「テルピン」の解説

テルピン
テルピン
terpin

p-menthane-1,8-diol.C10H20O2(172.27).1,8-テルピンともいう.シス形およびトランス形異性体がある.シス形のテルピンは,水和して抱水テルピンになりやすく,テレビン油からつくる.トランス形のテルピンは,1,8-シネオールやα-テルピネオールなどからつくる.無水のシス形テルピンは,融点104~105 ℃,沸点263~265 ℃ の結晶.トランス形テルピンは,融点158~159 ℃,沸点258 ℃ の結晶であり,空気中の湿気を吸収して抱水テルピン(融点116~117 ℃)になる.これらは去痰剤として用いられる.[CAS 565-48-0]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む