テンギス湖(読み)テンギスこ(その他表記)Tengiz Köli

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「テンギス湖」の意味・わかりやすい解説

テンギス湖
テンギスこ
Tengiz Köli

カザフスタン中北部,カザフ丘陵北部に位置する塩湖。同国北部で最大の湖で,面積 1590km2最大水深 6m以上。ステップや半砂漠が広がる過疎地にあり,ヌラ川,クラヌトペス川が流入し,水位変動が激しい。湖岸粘土質低地が中心だが,東側は出入りが複雑で小島がいくつもある。フラミンゴの最北の生息地として知られ,湖水には芒硝(含水硫酸ナトリウム)が豊富に含まれている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む