芒硝(読み)ボウショウ

最新 地学事典 「芒硝」の解説

ぼうしょう
芒硝

thénardite

化学組成NaSO4の鉱物。テナルド石とも。直方晶系,空間群Fddd, 格子定数a0.977nm, b1.231, c0.586, 単位格子中8分子含む。無色,ガラス光沢。劈開{010}に完全。硬度2.5~3,比重2.66。水に可溶。吸湿性著。容易にミラビル石に変化する。塩類を含む湖水の蒸発によって生成されるほか,日本では火山昇華物や黒鉱鉱床で坑道の壁面に着生するものが知られている。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典 「芒硝」の解説

ぼうしょう【芒硝】

漢方薬に用いる生薬(しょうやく)の一つ。結晶となっている天然の含水硫酸ナトリウム。瀉下(しゃげ)、利尿などの作用がある。便秘に効く調胃承気湯(ちょういじょうきとう)、便秘、腎臓病、糖尿病に効く防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)、便秘、月経困難、更年期障害に効く大黄牡丹皮湯(だいおうぼたんぴとう)などに含まれる。

出典 講談社漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「芒硝」の意味・わかりやすい解説

芒硝
ぼうしょう
mirabilite

硫酸ナトリウムの 10水塩 Na2SO4・10H2O の俗称。古く 17世紀の頃,ドイツの医学者 J.R.グラウバーにより医薬として用いられたので,グラウバー塩の名もある。今日では主としてガラス製造の原料として用いられている。

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