デジタルフォトフレーム(読み)でじたるふぉとふれーむ(英語表記)digital photo frame

日本大百科全書(ニッポニカ) 「デジタルフォトフレーム」の意味・わかりやすい解説

デジタルフォトフレーム
でじたるふぉとふれーむ
digital photo frame

デジタル画像閲覧専用の機器。小型ディスプレーにデジタル写真を表示する写真立て状のものが多く、気に入った1枚の写真を表示するだけでなく、複数の写真を順番に表示するスライドショー機能などがある。また、カレンダーや時計の表示、音楽や音声などの再生、動画やアニメーションの再生が可能な製品もある。

 ディスプレーのサイズは数インチの小型から15インチ以上の大型までさまざまな製品があるが、7~9インチ程度の大きめの写真立てサイズが主流である。インテリア的な用途だけでなく、店頭やショールームなどでPOP広告的に使うなど、企業活動での利用も増えている。

 表示する画像を保存した、SDカードなどのメモリーカード本体の専用スロットに差し込んで使用する。また、多くの製品は本体にもメモリーを内蔵しているため、そこに画像データを保存しておくことで、メモリーカードなしで利用することもできる。無線LAN(ラン)や携帯電話回線、Bluetooth(ブルートゥース)経由での画像の取り込みや、通信機能を使って、ニュースや天気予報などのさまざまなコンテンツを受信し、画面に表示するなど、多様な使い方ができる機種も多い。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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